30代 女性
2011年3月(3週間)
日常会話マンツーマン6時間コース
無料のグループレッスン1時間
難波駅からラピートに乗った瞬間、私のホームシックが始まりました。3週間も本当にやっていけるのだろうか?しかも4人部屋で大丈夫?とすごく不安になりました。
考えてる間にも、関空に到着してチェックインの列に並ぶと、真後ろから「今日はこの便で6人行くんですよ…」と声が聞こえてきました。あ、井坂代表だ…と思いつつ、ホームシック真っ最中の私は振り返ることもできず、ぼーっとしながら超過荷物5kg分の1万円を払ってました。
搭乗口で6人の生徒さんと井坂代表に合流し、お話ししながらも全く上の空。やっぱり日本に居たい!もうこのまま戻りたい!泣きたい!の気持ちでいっぱいでした。
学校に着いたのはもう月曜日の朝4時くらいで、疲れ果てて就寝。7時に起きて、8時までの朝食に滑り込んで、筆記テスト、スピーキングテスト、両替のための外出…、忙しい初日を過ごしました。
そうこうしてる間にもう帰りの日になってました。ホームシックなんて感じる間もなく、3週間があっという間に経ってました。
日本に帰りたくない!!ここに居たい!日本を出るときと同じ気持ちになって日本へ帰ってきました。
私の目的は、日常会話ができるようになることでした。旅行へ行ったときに現地の人たちと話せればもっと楽しいだろうな~と思っていました。
あと実は高校時代、交換留学で来た外国人女子高生のおかげで、英語云々よりも外国人に恐怖を感じていた私は、それもどうにか直せれば…というのが心のどこかにありました。
まず、こっそり思っていた外国人への恐怖は全くなくなりました。先生たちはとってもフレンドリーで、どこで出逢っても「Hello,Remiko~」と話しかけてくれました。朝ご飯の時、授業の間の休憩時間、夜の自由時間、シャワーの時…。いつでもどこでも、声をかけてお話をしてくれました。人見知る隙もあたえず話しかけてくれ、応えるしかない状況なので、人見知るヒマもありませんでした。
授業は6時間、すべて日常会話を選択しました。「授業」と言うものがほぼ10年ぶりなので、8時間取り続けるのにちょっと自信がなかったのでそうしたのですが、2時間の空き時間も宿題をしたり、同じ空き時間の学生や先生たちと話したり、現地の学校の食堂でおやつを買いに行ったりと、これも授業のようなものでした。
マンツーマンの授業も、何を言ってるか分からなくて沈黙になったらどうしようと思ってましたが、そんな心配はいりませんでした。分からない時は例えを出してくれたり、別の簡単な単語に置き換えてくれたり、いろいろ考えてくれました。辞書を引く間もないくらい、あの手この手で授業をしてくれました。
最後の週には教科書も終わってしまったので、先生と日本とフィリピンの違いを話していたら、いつの間にかお互いの国の恋愛観の話になりました。気付いたら日本で友達と話すような恋愛話をしてました。英語に慣れたからか、興味のある内容だからか、不自由なくしゃべっていました。我ながらすごいな~と。すこし自信がつきました。
最後のスピーキングテストは緊張したもののあっという間でした。担当してくれた先生に、簡単な質問にしてくれてありがとう~と伝えたら入学の時のテストと同じ質問よ、と言われて驚きました。なぜなら、入学の時のテストでは後半になってからが全く分からなくて、沈黙の時間に耐えれず、いつまでこの尋問は続くんだろうと思ってたので…。これまた少し自信がつきました。
それもこれも、担当してくれた先生はもちろん、先生みんなのおかげだと思います。先生達だけじゃなく、食事を作ってくれるマイルズたちや、同室の友達が発熱した時に看病に来てくれたMabel、卓球で一緒に遊んでくれた現地の学生さんなど、CNE1にいるみんながフレンドリーに話してくれるおかげだと思います。これこそ留学した、しかもフィリピンへ留学した利点だと思います。
心配していた4人部屋ですが、これも心配無用でした。むしろ4人部屋でよかったです。1人だったら逆に寂しかったと思います。久しぶりに大学生に戻った気持ちでした。
生活環境もすごく良かったです。
食事は米主食でおいしいです。部屋もきれいに掃除してくれ、虫も全くではないけど出ない。シャワーも熱湯ではないけど、気持ちの良いお湯が出るし、トイレもきれい。
ネットのつながりがちょーっと不安定な時もありましたが、それはそれで。そんな時はその場で話したり歌えばいいだけの話で。TVもネットもない、隣にいる人と話す、それだけですが、日本にいた時には考えられない自由な時間を過ごすことができました。
学校の周りにはなーんにもないけれど、20分もバスに乗れば大型スーパーもある。そこへ行けばなんでもそろいます。バスタオルも買えるし、ネイルもしてくれるし、ハードコンタクトの洗浄液も手に入る(ちなみに薬局ではなくてメガネ売り場にありましたけど)。
そんなスーパーの販売員の方たちもすごく親切でした。初めて一人で行ったとき、帰りのバスで迷ってたらメガネ売り場で対応してくれたおねーさんが助けてくれました。ネイルサロンのおねーさんも2回目に行った際、好みのアートを覚えててくれました。
もちろん危ないフィリピンの面もあると思いますが、気を付けて動けば問題ないと思います。毎週末観光へ出かけましたが、幸い怖い思いはしませんでした。楽しい思い出ばかりです。ただ、学校の外に出ると一気に口数が少なくなってしまっていたので反省ですね。。。
ガイドブックも3種類しかなく、ネットで調べようにも女性にとって良い情報はなかなか得ることができませんでしたが、観光地や楽しいところはたくさんあります。
私は全ての授業を録音してたので、日本に戻ってから、毎晩とは言えませんが聞き続けてます。このまま絶やさず勉強を続けて、必ずみんなの元へ戻りたいと思います。
間違いなく英語力は向上します、そして間違いなく楽しいです。ぜひ、経験してください。
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