20代 女性
2011年9月~10月 (4週間)
日常会話マンツーマン4時間コース
ベーシックコミュニケーションクラス2時間
◇Twitter: https://twitter.com/siiii_iiina
はじめまして。まず始めに簡単な自己紹介をさせていただきます。新卒で就職後、携帯販売員として勤めていた会社を退職し、2011年9月~10月にかけてCNE1へ留学していました。1ヶ月のCNE1での生活を終え、現在は新しい職場で働いております。
幼い頃、中高の英語の授業を終え、大人になったら英語は話せるようになると思っていました。大人になった今、話せないことに疑問を感じていました。
治安・衛生面、発音などから周囲からはアジアであればシンガポール、もしくはマレーシアへの留学を勧められました。初めての海外でわざわざフィリピンを選ぶなんて!という心配もあってのことと思います。しかし、話せるようになるレッスンを受けられるのはフィリピン語学学校の特徴だと思いフィリピンへの留学を、また、twitterで評判を目にしていたCNE1への留学を決断しました。
授業・先生について
授業はマンツーマンレッスン4時間 グループレッスン2時間の計6時間を取っていました。グループレッスンでは、始まったばかりのBasic Communicationというレッスンを取っていました。自分について語ったり、スピーチをするというものです。日本人の苦手とする内容のレッスンでした。
先生方は気軽に挨拶をしてくれます。日本にいるフィリピン人もそうですが、本当にフレンドリーです。
授業に関して、驚いたのは、初めての授業で8割はあなたが話してね!と言われたことです。マンツーマンというただでさえ逃げ場のない授業で、8割も!と思いました。授業はまず、元気?今日はどう?から始まり、昨日何したの?どこ行ったの?なんで?どうして?それで?他にシェアすることは?と質問攻めです。自分から話すことに慣れていないので、先生が引き出そうといろいろ手を尽くしてくれました。
語彙が少なく、なかなか言葉が出なくても文法が間違っていてもまずは聞いてから、訂正をしてくれてリピートするので 実際に自分の言葉となって返ってきます。 手を尽くしてくれた先生方に本当に感謝しています。また、最後の週にはプレゼンテーションをする機会を用意していただき最終週は準備に追われましたが良い経験になりました。
小さい頃から人の気持ちを考えるように言われ、前職では「このお客様は何を考えているのか、求めているのか」を考え、お客様の立場に立ってサービスを提供するという習慣が自分の中にありました。 こういった習慣から、傾聴の姿勢が強くレッスンでは苦痛に感じることもありましたが、フレンドリーな先生方に助けられ、1ヶ月の留学を終える頃には積極性も養われていたように感じます。
発音
人によって聞きやすい、聞き取りづらいというのはありましたが訛りは気になりませんでした。
日本にいても方言があって、標準語でも聞き取りづらい人がいるように話す人によってそれだけ多くの言語があるように感じました。
治安・衛生面
校内は綺麗に保たれていますが、潔癖な方は厳しい環境かもしれません。熱帯気候なので虫が多く、校内にはネズミと小さいアリが住んでいます。ハエはルームメイトです。日によってルームメイトの人数は変わります。
トイレは、トイレットペーパーは流せません。校内は、トイレットペーパーは、常備されていますが外に出れば、用意されていないところがほとんどです。
便座のないところもあります。校内シャワーはお湯がでますが、水しか出ないこともあります。
わたしのいた部屋(2F)は豪雨になると床から水が溢れることがありました。こういったトラブルも井坂さんに話をすればすぐに対応していただけます。
治安に関しては、夜に1人で出歩かなければ問題ないように感じます。日本にいても、100%の安全は保障されていません。治安がネックになって留学をためらっているようであればこれも経験!と思ってフィリピン留学してみませんか?
お客様として行くと厳しい環境かもしれませんが学びに行く、経験するという姿勢でいくと新しい発見が多くあると思います。
生活面
ちょうどオフシーズンということもあり、ほとんど日本人で学生さんの多い環境でした。
休み時間は日本語で話すことも多かったのですが、先生が混じれば英語で話しますし、英語でしか話さないという意思表示のカードもあります。
英語漬けの環境を求める方もいらっしゃるでしょうがわたしは日本語でのコミュニケーションが多かったことを後悔していません。社会人になると出会える人というのは、学生時代に比べ減ってきます。目的意識の高い方や、おもしろい経験を積まれている方の多い環境で、日本各所から来た人と出会って話せる、貴重な経験が出来ました。
また、空き時間にぼーっと外にいると先生が話しかけてくれます。一緒にYouTubeを見たり、おすすめの音楽を教え合ったり、ゲームをしていました。
空き時間はもちろん予習・復習も大切ですが、こういったコミュニケーションの中から学ぶ英語もありました。
食事はわたしの帰国直前には、日本人好みの味に改善されていました。生徒としていらっしゃっていた栄養士の方の指導のおかげです。食事は毎日摂らなければならないものなので、韓国人経営の学校よりはストレス少なく暮らせるのではないでしょうか。
そして、フィリピン人は音楽好きです。いつもどこかから音楽が聴こえてくる環境です。楽器の弾ける人、歌が得意な人はアメリカのポップソングを中心に練習していくと良いと思います。
日本での準備
ボキャブラリー、文法は他の方もおっしゃているように出来る限り日本で勉強していくべきです。
わたしは、プレゼンテーションの準備をしているときに非常に後悔しました。文法をチェックしてもらう前に、専門用語の説明が伝わらず時間がかかってしまったからです。
あとは、井坂さんもおっしゃっていますが音読は重要だと痛感しました。発音は、もし間違っていてもフィリピンで先生が直してくれます。恐れずに音読してください。
持ちもの
持ちものに関しては、他の方も書いているのでそちらも参考になさってください。以下は必要だと感じたもの、あったら良かったと感じたものです。
- 風邪薬
滞在1週間目は体調を崩す人が多いのですが 、風邪薬を持っていない人が多かったです。滞在日数に関わらず、環境がかわるので持っていくのをお勧めします。
- のど飴(もしくはうがい薬)
- 目の洗浄液
- 虫除けスプレー
のど飴や目の洗浄液は粘膜の弱い方は必需品です。校外は車がびゅんびゅん走っていて、とても空気の良い環境ではありません。虫はとても多いので、虫除けスプレーや刺されたあとの対策は必須です。肌の弱い方は特に。痕が残るくらい強力です。
- 長袖の洋服
スーパーやバスの中は冷房が利いていてとても寒いです。少し多めに羽織れるものを持っていても良いくらいです。また、女性は大きめのストールがあると重宝します。帰国が冬になる方は、日本との気温差を考えて上着を入れておくか、誰かに上着を持って迎えにきてもらうようにしましょう。
- ジップロック
持って行って、何かと便利でした。食べかけのお菓子をそのままにしておくとハエとアリに食べられて大変なことになります。
- 日本製品の文房具
日本の文房具のクオリティが高いのもありますが、日本の注射器のシャープペンシルをもらって喜んでいる先生の姿を見ておもしろい文房具があると良いな、と思いました。会話を広げる道具に使っても良いし、プレゼントしても喜ばれます。最後に手紙を書くときに日本のキャラクターの書いてあるメモ用紙やレターセット和紙っぽい素材のレターセットがあったら良かったと感じました。
- 日本食
滞在期間が1~2週間の方は必要ないかもしれませんが滞在が長ければ長いほど恋しくなります。荷物に余裕がある方は是非、持っていてください。
- 洗剤
- 耳栓
香りに敏感な方、音に敏感な方はあると便利です。
さいごに
帰国後、英語の使える環境で仕事をしたいと思い、英会話学校の受付の面接を受けました。結果は不採用でしたが、目の合わない面接官と、非常に営業職の強い社風で馴染めない印象を受けました。
面接後に気付いたのですが、新しい会社なのでインターネット上での広告が多いんですね。これで入学する人が間違いとか、この学校がおかしいとかはありません。もちろん、相性もありますしモチベーションに繋がる要素があると思います。
でも、CNE1のすごいところは、口コミで、ここまで、広がってるってところです。環境など、納得できなくて途中で帰国された方もいらっしゃるようですが(これは人それぞれなので仕方ないことです)生徒が誰に勧められたわけでもなく、口コミで広めていく。これ、新しい広告モデルでもあると思うんですよ。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも、フィリピン留学への後押しができれば嬉しいです。また、これからフィリピン留学をされる方の参考になれば幸いです。最後に、先生に言われて印象に残っている言葉をお伝えしたいと思います。
紗代子はピアノを練習するとき、どうやって練習する?速くて弾けない曲はどうやって練習する?最初はゆっくり、繰り返し、繰り返し練習して、テンポをあげていくよね?英語も音楽も、スポーツも同じだよ。繰り返して身につけていくんだよ。
最近のコメント