20代 男性
2011年2月~3月(7週間)
日常会話マンツーマン4時間コース
発音&リスニング集中プログラム
料理がおいしかったとか先生の発音がきれいだったとか、そういう体験記を今更書いてもおもしろくないと思ったので、私は自分の旅行記を書いてみようと思います。といってもこの旅行記も底抜けにつまんないんですけどw
全部書いていたら終わりが見えないので、適当な場所をいくつかピックアップしたものです。とりあえずここは鉄板だよ、みたいな。
そもそも、学校の所在地は「ターラック州サンマニュエル市」というところなのですが、ここは本当に信じられないくらい田舎です。校舎を囲むマンゴの森、学外に一歩出れば広がるトウモロコシ畑。遠くには山々が連なっています。
最寄りのスーパーまで15キロ。夜は満点の星空。都心ではまず見られない星座たち。
そんな環境なので、勉学にはもってこいです。空気もきれいで気が散るようなものはなにもありません。本当に全くもってなんにもありません。なさすぎ。
それゆえ、授業のある平日はいいのですが、週末ともなればこの世の地獄としか形容できない強烈な退屈さを味わうことになります。
そこでおすすめしたいのが寮を出ての週末旅行。
フィリピンは世界遺産や手つかずの自然、不思議な文化や風習の残る地域がたくさんあります。また、CNE1に入学する人の大多数が使用するセブパシフィック航空を使用すれば、東南アジア諸国へ安価に周遊することもできます。平日にCNE1で学んだ英語の実地演習にもなると思うので、だらだらと時間を過ごすのが嫌な人は積極的に旅行に行きましょう。
私ははじめから英語の勉強と観光の二つを同じように重要視していました。なので、CNE1での滞在は、その二つの希望を満たせるすばらしい経験でした。週末は校舎で出会った友達を誘って、学校前からバスに乗りましょう。きっとなにかおもしろいことが待っています。
バギオ (Baguio)
学校のあるターラックから北へバスで3時間。標高1500メートルに位置する山あいの街です。結構都会ですし、学校から乗り換えなしで行けるため、最初の週末に観光するところとしてもおすすめです。マインズビューパーク(Mines View Park)という絶景ポイントへはバスを降りてジプニーで30分ほど。あ、ジプニーって知ってますか?フィリピンの町中をひっきりなしに循環している乗り合いバスです。
フィリピンに来てこれを見ないひとは居ません。一つの町に何百台も走っています。一回15円くらいなのでぜひ使ってみましょう。フィリピンの名物です。乗り方はタクシーと同様に手を上げて止まってもらい、素早く乗り込みます。
行き先は車体の横側面に書いてありますよ。会計は運転手に「バヤッド」といいながら渡しましょう。日本語で「お会計」の意味です。
ホテルで一泊するなら翌日はすこし早起きしてみましょう。町では朝市が行われています。
野菜や果物だけじゃなく、謎の肉や携帯電話なんかも大量に並べて販売しています。日本で言うフリーマーケットみたいなノリなので、地面にシートを敷き、その上に商品を並べただけ。そんな店が路肩を埋め尽くしています。混雑しているのでスリに気をつけて見学してみましょう。活気あるパワーあふれる人々はそれだけで一つの観光名所です。
バギオ大聖堂(Baguio Cathedral)やフィリピン大統領の邸宅(Mansion House)もぜひ訪れるといいと思います。
サガダ (Sagada)
金曜の夜、夕食の後に学校を出たならばバギオにつくのは深夜近く。
バギオのホテルで一泊したら、観光もそこそこにしてさらに北を目指してみるのもおすすめです。サガダなんてどうでしょう。恐ろしいほどに外界と隔絶されたまさに秘境。
独特の風習があり、死者を納めた棺を垂直な断崖絶壁へ吊すという不思議な文化があります。バギオ市のDANGWAバスターミナルからサガダ行きのバスが、早朝5:00から昼11:00まで一時間おきに出ています。
残念ながら、バスはあんまり快適ではありません。窓は割れ、シートは破れ、いすの背にあるパイプが痛い。このうっすら排気ガスのにおいがするぼろぼろのバスに揺られること6時間。途中二回ほどの休憩を挟みながらもなんとか目的地のサガダに到着。
サガダは小さな町です。村って行った方が的確かもしれません。まずは町役場に行きます。ここは観光案内所の役割も担っています。旅行者としての記名する規則があるので、必ず行きましょう。泊まる場所を確保しなくてはなりません。どうせ日帰りはできない辺鄙な場所です。私たちはおすすめされたレストハウスである、St.Joseph resthouseという宿を借りました。
その後、観光案内所でガイドさんを雇います。私たちの時は半日で400ペソでした。700円くらいですね。あとはガイドさんに先導してもらって観光名所の「ハンギングカフィン(HangingCoffins)」や「スマギン(Sumaging)洞窟」を見て回るのですが、二つほど注意点が。お菓子の袋がパンパンにふくれあがるくらい空気の薄い山岳地帯なので、酸素も薄く、すぐ息が上がります。あんまり無理はしないでください。
さらに、「スマギン洞窟」は腰まではぬれます。鍾乳洞なのでびっしゃびしゃです。水もかなり低温なのでぬれてもいい格好で訪れるほうがよいでしょう。私を含めて男3人とガイドのおじさんは全員パンツだけで入りました(笑)。
ルートにもよりますけど、胸まで冷水に浸かる場所もありましたよ。鍾乳石は1cm伸びるのに130年かかるそうです。そんな悠久の年月によって築かれた自然の造形美は必見です。
帰りはヨーグルトハウスという地元のレストランで食事をとりました。サガダはチキンの料理が有名らしいです。もちろん私たちはサンミゲルビールとチキン料理を一つずつ注文しました。料理は非常においしかった。暖かいトーストとコシのあるおいしいスパゲッティ、メインのチキン。フィリピンの名産バナナケチャップとコショウをかけて食べました。非常においしい。本当においしい。CNE1の料理もだいたいおいしいんですけど、それでも久々の豪華な食事withビールは、平日は校舎内禁酒のCNE1生にはたまりません。
さて夜が明けたら、サガダ発バギオ行きのバスに乗ります。CNE1には日曜の午後には到着できるでしょう。夕飯はバギオでとってもいいかもしれません。
セブ島 (Cebu Island)
フィリピンで最も有名な地名はマニラでしょう。でも次点でセブではありませんか?
セブ島と言えばダイビング。せっかくフィリピンに来たのですからダイビングは外せません。透明度の極めて高いフィリピンの海は、世界的なダイビングスポットとして有名です。
でもセブははっきり言ってダイビング以外のおもしろいものはありません。いくつかの旧跡がありますが、二、三カ所なので一泊で十分です。金曜の夜は学校で飲み会ありますのでそれに参加。次の日の午前中の飛行機に乗れれば十分です。
日本人が経営しているダイビングサービスがたくさんあるので適当にえらんで見ましょう。タクシーの運転手さんに「Japanese Diving Service!」とでも言えばつれてってくれます。
大抵は沖合にある無人島でダイビングができます。空気に囲まれているかのような透明度の海水と、飽きるくらいたくさんの熱帯魚。足の踏み場が無くなるほどに海底を埋め尽くす珊瑚礁。世界中からたくさんのダイバーが訪れる聖地は伊達じゃありません。費用はフィリピン人の店の方が安いですが、どこも似たり寄ったりです。第一、日本人か欧米人しかやらない高価な趣味なので当たり前ですね。
空港のあるマクタン島は本当になんにもないのでダイビングが終わったらすぐセブシティに移動しましょう。セブ島には空港がなく、すぐ隣のマクタン島が国際空港として機能しています。両島は橋が架かっていて、タクシーで気軽に渡れます。セブ島は「マゼランクロス」という世界史に名を載せる冒険家、マゼランの造ったと言われる巨大な木製の十字架や、フィリピン最古の要塞「サンペドロ要塞」が有名な観光スポットです。
ほかにも博物館や記念館もあるのですが、学校が休みの週末は、たいてい休館日です。ダイビング免許取得を目指しているなら、以下に記すアニラオのほうがおすすめ。安い上に観光開発されていないので海も同等かそれ以上にきれい。
アニラオ (Anilao)
聞き慣れない地名ですよね。ここも隠れたダイビングスポットです。セブ島ほどは観光地化されていない上、学校からはバス、タクシー、ジプニー、トライシクルを乗り継いで行くという、結構難易度の高い場所です。
慣れればどの交通手段も気軽に乗れますが、フィリピンにまだ慣れていないならば、しばらくは行かない方がいいかもしれません。
私はここへ、ダイビングのライセンスを取得しに行きました。時期によってはフィリピン人講師から教わるのですが、どうせ海に入れば言葉なんて関係ありませんしね。私が行ったのは「パシフィコ・アズール・リゾート」という日本人の運営しているダイビングサービスなのですが、ここではライセンス取得の際、学生割引が適用できます。この学割、フィリピンの学校で学んでいる生徒が対象のため、CNE1で英語を勉強している人も対象になります。これを利用しない手はありません。
日本でライセンスを取得すると、だいたい6~7万円くらいかかります。それがここでは交通費・宿泊費などを含めた総額で3万円切ります。安い!セブ島も含めていくつかのダイビングサービスの市場調査をしましたが、ここが一番安いようです。ご飯もおいしく、宿もきれい。日本人スタッフも常駐しているようなので安心していってらっしゃい。マニラとアニラオの送迎サービスもありますが、かなり高いのでがんばって自分で行きましょう。だいたい7時間はかかります。金曜の深夜には学校を出発しましょう。
以下に経路を記します。
まず、校門前からマニラ行きの高速バスに乗ります。深夜なのでなかなか捕まえられないかもしれません。あきらめずに手を上げましょう。乗れたら終点まで眠れます。ついたら起こしてくれますので寝ておきましょう。
パサイもしくはクバオに着いたらタクシーにのって「JamTransitTerminal」まで行きます。100円もかからないはず。ターミナルからはバタンガス(Batangas)行きのバスが24時間20~30分おきに出ています。所要時間は2時間程度。
バタンガスについたらバスの車掌さんに「アニラオに行きたい」と伝えましょう。ジプニーの捕まえやすい大通りまで連れて行ってくれます。バスを降りたらそこは町のはずれ。ディバージョン(Diversion)通りとブルゴス(burgos)通りの大きな交差点です。
ここはジプニーがやたらたくさん通るところ。24時間通りまくってます。そこから「マビニ(Mabini)」行き、もしくは「アニラオ」行きのバスに乗りましょう。所要時間は1時間ほど。料金は30ペソです。到着したらトライシクルのライダーに「パシフィコ・アズール・リゾート」と伝えれば到着です。知らなければ住所を紙に書いて見せた方がいいですね。……大変そうでしょう? でも私はひとりで行きましたが、意外にも普通に迷いもせず到着しました。
香港
フィリピン国外にも格安で旅行できます。東南アジアのほかの国を回ってみましょう。何人かの学生はマレーシアやシンガポールなど、東南アジアの国々を一泊旅行しています。私は香港に行ってみました。
香港は平地の少なく狭い国土に対して、著しく多い人口と大企業の集中によって、現代的な高層ビルが乱立しています。他方で、アジア的な雑多で猥雑ともいえる町並みもあり、これもまた不思議な魅力を放っています。
香港の最も有名な観光地と言えば100万ドルの夜景です。
隙間無く密集する高層ビル群が織りなす圧倒的な光景は、まさに壮観の一言です。
渡航したからには必ず一度は目に納めていくことをおすすめします。もちろん夜景なので高所から見なくては成らないのですが、その高所は太平山の山頂(ビクトリアピーク)です。山頂にはピークトラムという山岳鉄道で登ります。
このピークトラム、夕方から深夜にかけてはかなり混雑するので覚悟しましょう。
基本的に定員制なので通勤列車みたいなことには成りませんが、最低でも30分は行列に並びます。乗車の際はできるだけ進行方向向かって右側の座席へ。左側はほとんど壁、右側は崖になっているので、せっかくなら車窓からの景色も拝んでおくのもおすすめです。
マカオ
香港、マカオ間はフェリーで一時間ほど。24時間出ているので適当なタイミングで乗れます。東洋のラスベガスとも呼ばれる街「マカオ」は、たくさんのカジノと美しい世界遺産で有名です。通貨はマカオ・パタカと呼ばれる独自の通貨が公式的に用いられているものの、基本的にすべての店において香港ドルも等価で受け入れられます。たとえば、15パタカの請求に20香港ドルを支払うと5パタカが帰ってきます。
さて、マカオといえばギャンブル。街の中心部はたくさんの電飾でえげつないほどに装飾されています。金色の高層ホテルや大規模な噴水設備。金回りの凄まじさと極限の栄華さは必見。
街のすべてを見下ろせるマカオタワーからは、世界最高落差のバンジージャンプもできます。結構高価なのですが、私たちの行ったときは20分に一回くらいのペースで人が落ちていました。同じCNE1の生徒の方からのおすすめもあり、「澳門瑪嘉烈蛋撻店 (Margaret’s Cafe Nata)」というお店でおやつを食べました。ここはおいしいエッグタルトで有名だそうです。地球の歩き方等のガイドブックでも紹介されているくらいなので、ぜひ訪れてみましょう。お持ち帰りもありますが、店頭で熱いうちに食べた方がおいしいと思います。「聖ポール天主堂跡(聖保祿大教堂)」という豪勢な名前の世界遺産があります。
おそらくマカオで最も有名な歴史的建築物のひとつなので、ここも見ておくべきです。建物の大半が消失しているので、はっきり言って、ただの壁なのですが…。
その他のポルトガル風の建物やタイルの敷き詰めた広場、古ぼけた教会など、いくつもある世界遺産を回るだけで一日はつぶれてしまいます。マカオ空港に日本語のパンフレットが用意されているので、それをもって回るとよりいっそう快適です。
実は中国の広東省にもあるいて行けます。人民元がないのでたいしたことはできませんが、パスポートに中国政府とマカオ政府のスタンプが増えるっていう蒐集欲を満たしたい人や、なんか変なことをしてみたいひとはトライしてみましょう。私と友人はマカオから中国へ渡り、10分ほど滞在してマカオに戻ってきました。うまく予定を立てられたなら、香港とマカオと中国の国境3つを一日で跨ぐ変な体験ができるでしょう。
おかげでCNE1滞在中にパスポートに押されたスタンプの数は何ページかをみっしり埋め尽くしました。
旅行時の注意
クラーク (Clark) 空港への行き方
学校のあるターラック州から一番近い空港は、「クラーク空港」と呼ばれるマニラ空港と学校の中間地点にある小さな空港です。ここを使える場合は使いましょう。学校から二時間程度で到着します。学校前からマニラ行きの高速バスに乗ります。初めての旅行でどうしても心配な人は学校に長く滞在している人か、フィリピン人教師、いるなら日本人スタッフにバスを止めてもらいましょう。バスが止まったら乗って適当な座席に座ります。しばらくすると行き先の確認と料金の回収のため、乗務員が尋ねてきます。
行き先は「ダウ」。料金は100ペソ程度です。行き先は相手が了解するまで何度でも確認しておくと安心です。ダウはバスターミナルなので行けばわかるでしょう。ダウについたらジプニーかタクシー、もしくはトライシクルで空港まで行きます。
ジプニーの場合は乗り換えがありますが、100円以下で到着します。タクシーは高価ですが(といっても日本の物価を考えたら激安)、空港まで直行です。トライシクルは荷物があると不便ですし、複数人が乗ると結構きつい上に値段が高いのであまりおすすめしません。フィリピンになれるまでは常用は控えた方がよいでしょう。
マニラ空港への行き方
正確にいうとマニラ空港というものは存在しません。実際には「ニノイ・アキノ国際空港(Ninoy Aquino International Airport)」です。しかし、地元の人も「マニラエアポート」で通じるのでマニラ空港と呼称します。マニラ空港へは長旅になります。4時間、念のため5時間は見ておきましょう。マニラ市内は慢性的な渋滞が発生しているため、時間通りに到着しないことも日常茶飯事です。
学校の校門前から南へ向かう高速バスに乗ります。このとき、「クバオ(Cubao)行き」と「パサイ(Pasay)行き」がありますが、どちらもマニラ市内に着きます。どちらかというとパサイ行きに乗ると空港に近いところで下ろしてもらえるのですが、夜間の高速バスは本数自体が少ないので贅沢は言えないかもしれません。
日中にマニラ市内に着けばまだ高架鉄道が走っています。「エドサ駅(EDSA Station)」まで行ってからタクシーに乗ると安上がりです。
細かいことですが、「エドサ・ステーション」と言っても相手が日本人英語に慣れてないと通じない可能性が高いです。「エッヅァ・ステイション」と言うと伝わる率大幅アップ。タクシーをつかんだら「ニノイ・アキノエアポート、ターミナルXX」と言います。
マニラ空港は使用する航空会社に因って使用するターミナルが異なる上、歩いて移動するにはダルい距離です。各ターミナル間の移動にはタクシーを使うことになるので、最初から行きたいターミナルを知っておくと安心です。ちなみに多用するであろうセブパシフィック航空はターミナル3です。
治安
フィリピンは概して治安が悪いです。
学校はとても治安のいい安心できる地域ですが、ひとたびマニラのような大きな都市に来たならば、最低限の注意は常に払っておきましょう。高価な品物は持ち歩かない。あなたの愛用の財布から必要ない貨幣・カード類は取り除いておく。バッグはお腹側で持つ。財布や携帯電話はバッグに入れておくなど、自分で最低限の対策を打っておけば大抵の泥棒はターゲットにしてきません。
タクシー
鉄道網がほとんど発達していないフィリピンにおいて、自動車交通は移動のための重要な手段です。バスはレシートが発行されるので法外な請求をしてくることはまずありません。問題はタクシーやトライシクル、ペディキャブ(トライシクルのバイク部分が自転車の乗り物)などの個人営業の交通手段は相場より高い値段を請求してくることが多いです。
特に観光客と判断するやいなや「Hey! Where are you going!?」なんて客引きしてくるやつは100%絶対に例外なく確実にぼったくっていきます。中には料金計数のためのメーターがついてない、ただの白い自動車で客引きしてくる輩も居ます。面倒でも道路を走行している流しのタクシーを使いましょう。面倒なことは最初に避けておくべきです。
降車時に露骨に「ヘイ、ジャパニーズ!チップ!チップチップ!」なんて要求してくるドライバーもいます。日本人の感覚からするとかなり苛立ちを覚えるんですけど、そんなときは聞こえないふりをして速やかに降車しましょう。向こうも貰えたらラッキーくらいにしか思ってないはず。
蛇足ですが、マニラ市のチャイナタウンを走るカレッサ(馬車)は凶悪です。
観光客しか乗らないため、おそらくフィリピン国内で最もコストパフォーマンスの悪い乗り物でしょう。どうしても乗りたいならば、必ず交渉しておきましょう。軽く相場の10倍は吹っ掛けてきます。
電話
プリペイド式の安い携帯電話を購入することをお勧めします。滞在期間が2週間未満であればそれほど必要性はありませんが、それ以上であれば、携帯電話の無い旅行は命取りです。英語の伝わらない見知らぬ土地を一人で歩くことになるかもしれません。友達とはぐれるかもしれません。バスや電車を乗り過ごしてしまうかもしれません。
そんなとき、CNE1の先生や日本人スタッフと連絡が取れると非常に心強いです。たとえ携帯電話のクレジット(フィリピンではloadという)が無くなっても、フィリピン中で簡単に入手できます。片田舎にあるCNE1の近所ですら買えるくらいです。
また、空港にはクレジットカードを使える公衆電話がありますが、これは絶対に使用してはいけません。通話料金が非常に高く、一回の通話で3500円くらいかかります。その上1分500円という非常識な料金設定なので、よほどの緊急時で無い限り使用は避けましょう。そもそもそのクレジットカードを使って携帯電話を買った方が安いです。
私は5回くらい使ってしまい、帰国してから知りました。さすがに2万円近い金額を払いたくなかったので、クレジットカード会社に申告して全額返金させましたが。。。
物乞い
道を歩いていると、ふと自分の腕に何か触れる感触。そんなときは大抵子供がお金をほしがっています。まだ小さいし、この子には罪は無い。かわいそうに服もみすぼらしいし、きっとお腹をすかせているのね……。なんて、『絶対』に思ってはいけません。彼らに金銭を恵んであげること事態がフィリピンでは違法です。
私も一度少額のお金をあげてしまいましたが、フィリピン人タクシードライバーに窘められました。「もらう方もあげる方も違法だから徹底的に無視しなきゃダメだよ」、と。
子供の純真無垢な目は結構訴えかけられますが、基本無視。間違っても財布を取り出してはいけません。どこから湧いたのか、たくさんの子供たちに取り囲まれて、「Give me coin!」の大合唱です。
タクシーに乗っていても窓ガラスをたたいて物乞いをしてきます。タクシーに乗ったら必ずドアロックをかけ、窓は閉め切っておきましょう。
最後に
たくさん良いこと悪いこと書いてきました。自分で言うのも何ですが、防犯については皆さんに一読しておいてもらいたい内容です。誤解しないでほしいのは、少なくとも私にとってフィリピンは、一度来たらまた行きたくなるような魅力あふれる国です。
CNE1への入学はきっとあなたにとって最初のフィリピン渡航です。嫌な思い出の無いすてきな滞在を送れることを、この学校の先輩として祈っております。
粗雑な長文をここまで読んでくれてありがとうございました。
それでは!
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