30代 男性
2014年10月~2014年11月(5週間)
ビジネス英会話マンツーマンコース 4時間
日常英会話マンツーマンクラス 2時間


5週間有給休暇を取得してCNE1に留学しました。日本では会社員が長期休暇をとるのはなかなか大変ですが、仕事上英語が必要ことから、時期を選ぶことを条件に会社から許可を頂きました。外資系の会社であり、他の国では長期休暇を取得することは一般的なため、比較的理解が得やすかったと思います。

日本で英会話学校に通ったことはありましたが、私くらいの年になると暗記力も下がり、週1回くらいのレッスンでは現状維持が精々で、次のレッスンまでに多くを忘れてしまいます。今から英語力を向上させるためにはある程度まとまった期間、英語のみの環境に身を置いた方が良いと考え、留学を決意しました。

CNE1はGoogleで検索して見つけました。集中したかったので、観光地に近い学校は避けました。今回は留学開始からの流れや、実際に留学してみて感じたことについて書きたいと思います。

到着からの流れ

日曜日にマニラに到着しました。空港からは車での送迎があります。同じ週からレッスンを受ける生徒みんなで集合し、空港からはCNE1まで、トイレ休憩を挟んで3時間半くらいです。私たちは深夜に到着したので、その日はシャワーだけ浴びて就寝しました。

翌日(月曜日)は朝食後にレベルチェックのテスト(スピーキング、リーディング)があり、結果を元にレッスン内容とテキストを相談しながら決めます。お昼を食べた後で校内設備について説明を受け、その後SM(ショッピングモール)へ行き両替をします。この時多少時間があるので必要なものを購入できます。CNE1に戻って授業料を支払い、この日は終了です。

授業内容について

レッスンは火曜日から開始します。1コマ50分間で、1人の先生が2コマ担当するのですが、実際に受けてみると50分間はあっという間でした。初日は自己紹介などを行ってから、授業の進め方について確認をします。先生方は発音や文法の細かいところまで根気よく修正してくれました。普段英語で仕事をしていてもそんな事を修正してくれる人はいないので、非常にありがたかったです。進め方は先生によって違いますので、希望があれば伝えた方がよいです。

1日6時間レッスンを受けましたが、宿題などをこなす時間を考えると、ちょうど良かったと思います。他にもフリータイムのレッスンがあり、時々参加していました。また授業の一環としてプレゼンテーションを行いました。テーマを決めて先生と他の生徒の前で発表を行いました。この時は先生方と他の生徒が集まってくれます。英語のプレゼンテーションは慣れていないため、もの凄く緊張しました。終了後は文法やプレゼンテーション中のジェスチャーなどに関してもフィードバックを頂きました。

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授業時間以外の過ごし方について

私の場合はお昼休みを挟んで8時から15時までがレッスンでした。その他の時間は多くの場合、宿題や次のレッスンの準備をしていました。宿題と言ってもテキストの○ページを解きなさいというものは少なく、渡された資料について説明できるようにとか、テキストを事前に読んで、要約やディスカッションの準備をするとか、ミニプレゼンテーションの準備とか、どれもそれなりに時間をかかるものでした。色々と考えることがあり、とても勉強になりました。

主には自分の部屋で勉強していましたが、時々場所を変えたり、気分転換に外に出て話をしたり、だらけないようには注意していました。土日はみんなで出かけたりする生徒も多く、私もガンシューティングに連れて行ってもらったり、ジムに行ったり、飲みに行ったりしていました。

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環境について

海外旅行は好きなので年に数回行きますが、フィリピンは初めてでした。送迎サービスがあるので、旅慣れていない方でも特に心配はないと思います。また学校周辺は治安が良く、特に心配なく生活できました。

学校では食事、部屋の掃除、洗濯全て費用に含まれており、勉強に集中できます。部屋の種類はいくつかあるので、予算に応じて決めればよいと思います。相部屋の場合も、昼に授業で使用している部屋を夜は自習室として使用できます。現金やパスポートなどの貴重品は預けることも可能ですが、私はトランクに鍵をかけて入れておきました。それで特に問題はありませんでした。

Wifiは校内至る所で使用できますが、場所による強弱はありました。ちなみに、エアコンバスやSMにもフリーのWifiがあります。

先生方は皆さんフレンドリーで、担任でなくとも気軽に声をかけてくださいます。先生以外もフィリピン人は全員英語が話せるので、外に出ても意思の疎通が取れずに困ることはありませんでした。生徒は年齢も目的も英語のレベルも色々な方がいました。私がいたときは学生と社会人が半々くらいでほとんどが日本人でした。

食事は、頻繁にアンケートを取って改善されていました。私は全く気にならなかったのですが、日本と全く同じとはいかないので、好みのうるさい方はふりかけとか海苔とか持って行くと良いかも知れません。

滞在中、何人か体調を崩されている生徒がいました。フィリピンは暑い国ですが、室内やバスはエアコンが効いて寒いことも多いので、上着は必須でした。薬は学校に配備されていましたが、普段使用している薬があれば持参した方が良いと思います。蚊には思ったほど刺されませんでしたが、学校の前にアリの巣があり、噛まれている生徒が結構いました。

卒業後について

できるだけ物を増やさないようにはしていましたが、5週間もいるとさすがに色々増えていました。荷物を減らしたかったので、洋服やタオルの一部は、ドネーションボックスに寄付させていただきました。また残ったシャンプーなどは他の生徒に渡してきました。

マニラまではバスで移動しました。学校の前からパサイ行きが最も空港の近くまで行けるのですが、便数が少なく、混んでいて止まってくれない事が多いので、私はクバオ行きを利用しました。終点から空港までタクシーを利用しましたが、最初は700ペソと言われ、交渉して300ペソになりました。時間は30~40分くらいで、空港に到着した時のメーターが250ペソくらいでした。ただし今思えば、ターラックのバスターミナルでパサイ行きに乗り換えればもっと安く行けたと思います。

現在卒業から2週間が経過しました。帰国した週から職場に復帰しましたが、早速英語で話す機会がありました。以前よりも言いたいことが伝えられるし、リスニングも良くなったと思います。会議の場で話すことも億劫でなくなりました。ただしこれで満足してしまうと、その内すっかり忘れてしまいますので、今後も継続して学習を続けたいと思います。

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